2014年4月8日火曜日

過去の展示






2012.12.20-21

toddle photo exhibition「ありのまま」





















「ありのままの自分から自分を知る。
他人とは違っていたいと思う自分、他人と同じでありたいと思う自分、
ありのままの自分はどこにいるのか。共通から相違を探る。」

自分と他人との違いを知るためには、まず共通項を見つけ出す必要がある。

作品は全て白黒の写真で、被写体の着用した服も全て白黒。
できる限り条件を揃えて、それでも異なって見えてくる部分こそが、自分らしさと言えるのではないかと考えた。

それは服のシルエット、バランス、身体の輪郭、仕草、雰囲気など。目線も全て切ってある。目線を隠した途端に、その人の意思や思考は遠のいてしまう。言葉を用いずにコミュニケーションをする、非言語的なコミュニケーション手段によって伝わるのか、という試みであった。

時間軸は僕らを乗せて進み続ける。その各地点において繰り返される選択の連続によって自分は形成されていく。身の回りにある不確かな情報に同調ばかりしていないか、その決定は自分の意志によってされているか…

ありのままの自分とは何だろう。

たどルとして初の展示では、ご来場くださった約70名の皆様に疑問を投げかけると共に、この展示が行われた時点での自分たちを見つめ直した。たどルの活動が、何かを考えたり創ったり、といったきっかけになれれば幸いだ。








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