2014年4月21日月曜日

過去の展示





2013.10.11-13

toddle photo exhibition「A ⊂ B」

















文字の重なったフライヤー。とにかく読みづらい。そして文章が頭に残らない。
この感じ。絡まる感じ、つまづく感じ、引っかかる感じ、もやもやする感じ、すっきりしない感じ。
社会や環境の中で、僕たちを取り巻く様々な縛りやしがらみについて考える展示となった。


















A ⊂ B(AしゅうごうB)とは、集合Aの中にある集合Bを表している。
例えるなら、学校(集合A)の中のクラス(集合B)とか、家族(集合A)の中の自分(集合B)という具合だ。
社会の仕組みや人間関係は、A ⊂ Bという形によって成り立っているのではないかと考えた。上の写真では、透明のボックスの中に透明のボックスが入っている。A ⊂ Bという関係性へと見えないうちに、気づかぬうちに組み込まれた様を表しており、周りに散らばったボックスは、その関係性が複数存在することを表している。





空間を埋め尽くすコードは、縛りやしがらみを表している。ここに頻出する縛りやしがらみといったキーワードは、マイナス要素であると考えられる。しかし、ある一定の縛りがあるからこそ、成り立っているものはないか。マイナスな要素から、プラスな発想を見出せないかと考えた。
コードは機器を繋ぎ電気を送る。この空間は、僕らを制限する因子だけでなく、情報社会における人々との繋がりを表してもいる。
見た目だけでイメージを決めないように、雰囲気だけで先入観を抱かないように、思い込みによって多様性を見失わないように。

自由と疎外。

モノをものにしよう。






スペースをお借りしたデザインフェスタギャラリーさんにも、展示に関する記事を掲載して頂きました。 こちら





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